トロッコ列車開業20周年
嵯峨駅に8メートルの壁画
制作者 田村能里子さん招き除幕式
保津峡の自然を満喫できるトロッコ列車(4駅、全長7・3キロ)を運営する嵯峨野観光鉄道は、
今年開業20周年を迎えたのを記念し、トロッコ嵯峨駅(京都市右京区)コンコースに
壁画「平成春秋まつりばやし」を設置。
制作者の画家、田村能里子さんらを招いた除幕式が、このほどあり、
一枚に桜と紅葉が描かれた鮮やかな作品がお目見えした。
アクリル絵の具が使われた壁画は、縦1.8メートル、横8メートル。
式では同社の長谷川一彦社長が、同駅近くの宝厳院(右京区)にある田村さん作の襖絵を見て感動し、
依頼したという経緯を披露した。
あでやかな着物姿の女性や子供を描いた作品を前に、田村さんは
「作品に近付き、絵の中に入った気持ちを楽しんでほしい」
と話していた。
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