田村能里子卓上カレンダー

 


  

  『花筏』  飛鳥U

  私の描いた壁画の中で、動く壁画はアマデア(初代 飛鳥)と飛鳥Uの2作のみです。
  ふたつの客船にいる二人の我が子(壁画)が世界の海を周り続けています。
  世界の人達に愛され続けてくれる事を思うと胸が詰まります。


  

  『萌々』  総合大雄会病院

  かぐわしい香りが満ちるなかに、娘たちはのびやかに息をする
  いのちの森へようこそ。燦々とふりそそぐ光のなかに、娘たちは思い思いに想う。
  いのちの森へようこそ。
  萌えいずる自然の響きの中で娘たちは調和のシンフォニーをロずさむ。
  いのちの森へようこそ。
  

  

  『Fun-Fun』 ファンケル銀座スクエア

  多くの皆様と語らい一緒に遊ぶという、東京のど真ん中で、色鮮やかな衣装の女性たちが
  宙に遊ぶ姿を描きました。
  現実の世界でない『風のカタチ』の世界を感じていただけたら…
  完成から9年目の今、オシャレな女性たちの待ち合わせ場所になっているとか?
  作者としてもとても嬉しいことです。


  

  『白い風のソナタ』(The White Wind Sonata) JRタワーオ既駅西ロコンコース

  縦287cm× 横813cmの除幕式が温かい雰囲気の中で、おこなわれました。
  母なる大地に憩う白馬と美神たち、平原を渡るさわやかな風と空を描きました。
  1日に30万人が乗降する駅の構内にあります。
  朝に「おはよう」夕に「お帰りなさい、 お疲れ様」とお互いに声をかけあうような壁画であれ、と願っています。

  

  『花降る里』  ジェロントピア菊華

  大和の里に遊ぶ童女達。
  老健施設に描いた今回の絵は、医学的に記憶を辿る訓練や、人と会話することが脳の活性化にとても良いこと、
  そんなきっかけにもなれば………と願っています。

  

  『美神たちのざわめき』 DOWAホールディングス株式会社

  「美神たちのざわめき」は、初めての壁画を中国・西安に残して以来、52作日の作品となります。
  湖水を見わたす大自然の中で、思い思いに時を過ごす女神たちのざわめきと奏。
  奏は風に乗って湖水をさざなみのようにわたっていく。
  そんな凛とした輝きの瞬間を表現できればいいなと思います。



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