交通新聞 2010年(平成22年) 7月9日 (金)
◆◇◆ JRタワーに壁画
関係者参集して除幕式 ◆◇◆
札幌駅南口のJRタワーにしコンコースに田村能里子氏の壁画「白い風のソナタ」が設置され7日、関係者が参集して
除幕式が行われた。
タワー運営の札幌駅総合開発が今年3月に開業7周年を迎えたのを記念して田村氏に依頼していた。
キャンバスにアクリル絵の具の作品で高さ287センチ、幅813センチ。
大平原に女性と白馬がたたずみ、白いハトが空を舞っている様子が描かれた。
田村氏はインドや中国などアジア各地の風土に生きる人々を題材とした壁画を制作しており、
生命の躍動を表す「赤」が特徴。
55作品目となる本作は「北海道にはこの色がぴったり」だとして初めて「白」を中心に据えた、という。
除幕式では同社の佐藤和博社長が「JRタワーの魅力ある空間づくりに(壁画が)大きな力となることを確信している」
とあいさつ。
これを受けて田村氏は
「多くの人に見てもらい、末永くかわいがり、絵と対話を楽しんでいただきたい」と述べ、
関係者とともにひもを引くと、大作が姿を現した。
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